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ダンサー業界のキャスティング事情 - ZERO CREATION|ダンサーのキャスティング・CM振付師依頼

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ダンサー業界のキャスティング事情

公開日:2019年02月17日(日)

ダンサー業界のキャスティング事情について

モデルのキャスティング、俳優のキャスティング、お笑い芸人のキャスティングなど、それぞれの業界でキャスティングされる流行りやトレンドなどがありますが、最近のダンサー業界のキャスティング事情についてご説明致します!

これを読んでるダンサーのあなた自身がオーディションで合格する確率を上げる為に、またより多くキャスティングされるお役に立てれば幸いです。

①ダンスのジャンル
ダンサー業界で需要の多いジャンルは圧倒的にヒップホップとジャズ、バレエです。

これは昔も今も変わらずキャスティングオーダーの7割くらいがこちらになります。
誰かのバックダンサーと言えばだいたいがヒップホップ(それもスタイル系が多い)ですし、ストリート色の強いアーティストのMVであれば王道のミドル系ヒップホップが取り上げられる事が多いですね。
またミュージカルや舞台ではジャズやバレエダンサーの需要がほとんどです。

CMで取り上げられるダンスのジャンルもやはり多くがこのジャンルになります。

しかし近年急激にメディアで取り上げられるようになったジャンルがあります!

それは何でしょう!?

答えは[コンテンポラリー]です。
菅原小春や辻本知彦の活躍によりここ2~3年で一気にコンテンポラリーと言うジャンルの知名度が上がりました。
制作会社からのキャスティングでもコンテンポラリーダンサーでお願いします!
と、言われる事が本当に多くなりました。

弊社が最近携わったMVでも
RADWIMPS feat あいみょん[泣き出しそうだよ]とかAimer[I beg you]などのMVでもコンテンポラリーダンサーのキャスティングオーダーでした。

一昔前はコンテンポラリーと言うジャンルはダンサー業界では知られていても一般の人が知っているようなジャンルではありませんでしたが本当に一気に知られるようになりました。

次いでメディア業界で最近取り上げられるようになったジャンルとして[アニメーション]が挙がります。

ダンス的にいうとPOPと言うジャンルの中の1つのスタイルである[アニメーション]ですが、POPではなくアニメーションというオーダーも多くなりました。

こちらは玄人色の強いジャンルですので一般的にはマニアックなジャンルだとは思うのですがメディア業界ではかなり需要が多いです。

あとは昔から目立つ、派手なジャンルの代表格である[ブレーキン]はもちろん常に需要がありますし最近ではちょっとダンスとは離れますが[トリッキング]などもキャスティングで名前が挙がるジャンルですね。

ダンスでもありませんが他に近いジャンルとしてはヨガも近年のエクササイズブームの後押しもありこちらも急上昇です。

逆に昔はキャスティング需要が多かったけど最近はあまりないジャンルが[ロック]で、ほぼキャスティング需要がないジャンルが[ハウス]です。
筆者も長くこの業界にいますが、ハウサーのキャスティングに携わったのは2度しかありません!

ダンス業界では決して人気がない訳ではありませんがなぜ取り上げられないのかと言うと単純に代理店や制作の人達がハウスと言うジャンルを知らないからだとは思いますが…それにしてもCMでハウスダンスを踊ってるのなんて見たことないですよね!?

②キャラクター
皆さんは自分をどういうキャラクターだと分析しますか?
ジャニーズばりのイケメンダンサー?
ゴリゴリマッチョなダンサー?
いかにもダンサーっぽい見た目のダンサー?
それとも見た目とても踊りそうにないのに踊らせたらめちゃめちゃうまい?
またまたぽっちゃりなのに渡辺直美ばりのパワフルダンサー?
などなど…キャスティングされる時には必ずどんなダンサーが欲しいというニーズがあります。

○例えば如何にも渋谷のクラブにいそうな見た目バリバリのダンサーのキャスティングオーダー

○笑顔が優しいお母さんみたいなキャラクターのジャズダンサーのキャスティングオーダー

○全然踊れそうにない見た目オタクみたい人だけどイカツいヒップホップが出来る人というキャスティングオーダー

○商店街にいそうな40~50代のおばちゃんみたいだけど、キレキレのジャズが踊れると言うキャスティングオーダー

などなど。

見た目が美人だから毎回オーディションで合格する訳ではなく、ダンスが凄く上手いから必ずキャスティングされる訳でもなく、その時々のニーズにあったキャラクターの人がキャスティングされるのです。

例えば具体的にキャラクターをカテゴリー的に分類してみると…
■身長が高いか低いか
■体型が痩せてるかぽっちゃりかマッチョか
■髪の毛がロングかショートか
■年齢が10代か20代か30代か
■顔が個性的か美人か可愛いか
■体が柔らかいとかアクロバットが出来るという特殊なオーダー

などが挙げられます。

一般的にはルックスが整っていてスタイルがいい20代のジャズが踊れるダンサー募集などが非常にニーズが多いオーダーではあります。
しかし、例えば
○145センチ以下の着ぐるみ経験があるダンサー募集
○太っている男性ヒップホップダンサー募集
○オタク系の見た目のブレイクダンサー募集

と言う特殊なキャスティングオーダーも以外と多いものです。
身長が低すぎてまたは太っているからバックダンサー落とされた経験があるダンサーも多いとは思いますが特殊な案件の時には、あなたの個性は時にはキャラクターとしてピンポイントで当てはまる時もあるのです。
通常は女性は160センチ前後、男性は170センチ前後で中肉中背がやはり広く当てはまりやすいですが、特にスタンドイン(タレントの代わりにカメラテストをする仕事)の時などは身長が何センチ前後で髪型がショートでなど細かく決められているのでピッタリの案件もあるでしょう。

また自分は至って特徴がなく普通だと言う人もいるでしょうがその普通と言うのもある意味では個性と言えます。
タレントさんを目立たせたい時などは個性的なダンサーではなく普通っぽい人が好まれる事もあります。

しかし、オーディションでどちらも同じくらいダンスが上手な人が最終選考に2名残っていて、さあ、どっちを採用しようと言うときは、基本的にはどちらもニーズに合っているならば、より印象に残っている方が採用されます。

ダンサーは踊るのは得意でもオーディションでの自己紹介が下手な人がほとんどです。

オーディション時にキャラクターを活かす最大の武器は[話術や、トーク力]です。
人見知りなあなたも自己紹介で印象付ける事が出来れば合格率は必ず上がるでしょう!


③ジャンル別のダンサー人口比率と採用人数

ストリートダンス業界でもジャンルによってダンサー人口が違いますがメディアダンサー業界では男性は8割程度がヒップホップダンサーで女性はヒップホップとジャズで9割程度を占めると思われます。

なので例えば
○某アーティストのMV
女性ヒップホップダンサー4名募集
という内容だったとして、女性でヒップホップをやっている比率は非常に高いので4名という採用枠に対して一瞬で30名がエントリーしてきたりします。
30名中4名採用なのでその倍率は7.5倍です。
これが例えば
○某MV男女ヒップホップやジャズを踊れるダンサー4名募集
と言う内容のように、更に募集の間口が広い場合は60名が集まったりします。
この場合は60名中4名の採用なので倍率は15倍となります。
こう聞くとあなたがその仕事をやりたいと希望しても以外と簡単ではないと感じる事でしょう。
その倍率の中で合格するには宣材写真の良し悪しや芸歴の多さなどがやはり大きな選考材料になります。
最近ではダンス動画を提出する案件なども多いのでレッスンやイベントで多人数で踊ってる動画ではなく一人で踊ってる動画が必要になります。

前述したようにメディア業界ではヒップホップやジャズの案件は非常に多いのですが、そのジャンルを踊ってるダンサーも同じく非常に多いので倍率も自ずと高くなります。

それとは逆に少人数しかやっていないジャンルのダンスを踊れると取り扱われる頻度はそんなに多くはなくても、ピンポイントでこの人と言うようにキャスティングされる事もあります。

例えばトゥワークやフラダンス、ベリー、シャッフルダンスなどですね。

やってる人はもちろんいますがそんなに多くはありません。
例えば某CMでトゥワークが出来るセクシー系の女性ダンサー3名募集という内容でしたが該当者は一人もいませんでした。
そこで色んな人から情報を聞いて直接トゥワークダンサーを探しだしてキャスティングしますみたいな事もあります。
この場合は絶対的に数がいないのでこちらからお願いしてキャスティングすることになります。

なのであまり、他の人がやっていないジャンルの踊りが出来るとピンポイントでキャスティングされる可能性があるのです。

男性だとジャズ、コンテンポラリー
女性のアニメーション、アクロバット、ブレーキンなどは需要も多いのに絶対数が少ないので非常に穴場のジャンルとも言えます。

また更に条件の難しい案件などがあります。
○英語の話せる170センチ以上の女性コンテンポラリーダンサー

とか

○パスポートの渡航期限が半年以上ある160センチ以下の着ぐるみを着てヘッドスピン出来る男性ダンサー

など、稀にそんな奴ほとんどいないよ!?
みたいな案件の時などもあります。
そんな時もしあなたが条件に当てはまっていたならば倍率は限りなく1倍に近いです。
エントリーしたらあなたがキャスティングされる確率は非常に高いでしょう。

出来るジャンルがヒップホップしかないならあなたはヒップホップの仕事しかする事が出来ません。
しかしヒップホップ以外にコンテンポラリー、アクロバット、ヨガ、エアリアルなど出来るジャンルが多いならば出来る仕事の幅ももちろん多いのです。

ダンサーとして1つのジャンルだけを極めるのと、複数のジャンルをやることが一概にどちらがいいとは言えませんが、複数ジャンルが出来ることにより仕事の幅が広がるのは間違いありません。

また倍率で言うとギャランティの金額と案件内容にもより全然違います。

1日で3000~4000円のエキストラ価格の案件で採用人数が多いならば、かなりの確率で合格しますし、1日撮影のCMでギャランティが20万円とかであれば、やりたい人が多いのでもちろん倍率は高いです。

また知名度の高いアーティストやジャニーズ系のMVなどはギャランティが安くても中々の倍率だったり、有名ミュージカルのダンサーなどはエントリーが殺到します。

最近のダンサー業界のキャスティング事情について説明しましたが如何でしたでしょうか?

大変だなと思う人もいるでしょうが、アドバイスを1つ。
オーディションやお仕事は毎回必ずキャスティングされたり、合格するものではありません!
なので何度かオーディションで落ちたからと言って諦めないでください!
何度も何度も挑戦していれば必ずチャンスを掴める時があります!
ありがちな台詞ですが、諦めたらそこで終わりです!が、幾つかのチャンスをモノにして行くことにより、それがあなたの経験になり、自信になり、芸歴が少しずつ増えることにより信頼が上がり、また次のチャンスを掴めるように成長していくものです。

成功している先輩ダンサー達は全て皆があなたと同じ道を通っていったのです。

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